滋賀県に残る町家建築探訪

湖国、滋賀県に残る様々な町家建築を見て歩いてみませんか

水運交易が盛んだった中世や近世には若狭湾と上方を繋ぐ中継地として、また、東海道・東山道(中山道)・北陸道が合流する陸上交通の要としても栄えた滋賀県には、いまなお趣きのある町家建築が数多く存在します。今回は、そんな滋賀県の中でも町家建築が多く残る街をご紹介します。

*堅田:琵琶湖の港町の面影は今ではほとんど見られませんが、古い町家はあちこちに残っており、格子のある平入の町家が多いのが特徴です。

* 北小松:板壁をめぐらした切妻型の町家がかなり多く残っています。

*大浦:平安時代から存在する歴史ある集落で、湖上交通の要として栄えました。白壁の土蔵や虫籠窓のある町家、板壁の旧商家など、繁栄した往時を感じることができます。